みなさんは、外壁塗装で火災保険が適用できると聞いたことはありませんか。
結論を申し上げますと、適用可能です。
しかし、一定の条件を満たすことが適用条件となっています。

今回は、そんな外壁塗装と火災保険の関係について、火災保険の適用条件と保険利用時のポイントを解説します。

□外壁塗装に火災保険を適用するための条件は？

外壁塗装で火災保険が適用されるためには、以下の条件を全て満たす必要があります。

1.災害が原因で外壁の補修が必要となった
2.被害を受けた時期が3年以内である
3.外壁塗装工事の見積もり額が保険の免責額を超えている

まず、1つ目の条件の災害に関して、ここでの災害は火災や自然災害を指します。
自然災害とは、台風や豪雨、豪雪などを指します。
水害や窃盗などは火災保険のプランによって保証範囲に入るかどうかが変わります。

次に、2つ目の条件に関して押さえておくべきポイントとしては、工事後であっても3年以内であれば保険金が降りる可能性があることです。

最後に、3つ目の条件に関して、免責額とはある一定の金額までは保険が降りず、その金額を超えた際に保険が降りるといった意味です。
免責額は保険のプランや保険会社によって異なりますが、一般的には20万円程度となっており、塗装を行う場合は適用されることが多いです。

□外壁塗装工事で火災保険を利用する際のポイント

以下より、外壁塗装工事で火災保険を利用する際に知っておきたいポイントを2点ご紹介します。

1.免責額を下回る場合は塗料のグレードを上げて保険を適用できる

例えば免責額が20万円で塗装工事にかかる費用が19万円の場合、保険の適用外になります。
しかし、塗料のグレードを上げることで工事費用が25万円になれば、保険の適応条件を満たします。

2.保険の適用外となる場合や工事もある
外壁の劣化や損傷が経年劣化が原因であるとされた場合は、火災保険を適用できないため注意しましょう。
また、塗装工事に関して、例えば足場を組む作業やコケやカビを落とす作業などは保険の適用外となります。

□まとめ

今回は、外壁塗装において火災保険が適用される条件と保険利用時に押さえておくべきポイントを解説しました。

保険適用のための条件、
・災害が原因である
・3年以内である
・免責額を下回る
をしっかりと覚えておきましょう。

また、火災保険を利用するときのポイントに関しても塗装工事の際に必ず役立つため、覚えておくようにしましょう。