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屋上の防水工事は修繕費か資本的支出どっち?判断ポイントについて解説します
2022年04月08日(金)
屋上の防水工事を検討中の方は、修繕費か資本的支出かの判断ポイントについてどれほどご存知でしょうか。
判断ポイントを知ることで、いざ計上のタイミングになってもスムーズに準備できます。
そこで、今回は修繕費か資本的支出かの判断ポイントについて解説します。
□修繕費になるか資本的支出になるかの判断ポイントを解説!
修繕費になるか資本的支出になるかで、処理期間が異なります。
以下の2つのうちどちらかを満たす場合、資本的支出になり、固定資産計上が必要になります。
・当初予測されていた使用可能期間を延長させる支出
・固定資産の取得時の価額を増加させる支出
この2つが非常に重要になります。
屋上の防水工事の場合、何が使用可能期間を延長させる支出で、何が固定資産の取得時の価額を増加させている支出なのかといった、具体的な要因を見つけての判断は非常に難しいです。
そのため、税務上の裁決をもとに屋上の防水工事の具体的な判断を考えることをおすすめします。
□修繕費と資本的支出は経費計上の期間が異なることについて解説!
屋上防水工事費用を修繕費と見なすのか、資本的支出としてみなすのかによって、経費計上の期間が異なります。
ここではその違いについて解説します。
修繕費と見なす場合には、分けて計上するのではなく、その年に全額まとめて計上します。
資本的支出と見なす場合には、耐用年数に応じて減価償却する必要があります。
減価償却とは、費用を何年かにわけて計上することを言います。
例えば、施工してもらった屋上防水の耐用年数が15年であったときは、工事したその日から15年間毎年計上し続けなければなりません。
また、屋上防水工事費用は修繕費と見なされることが非常に多いです。
屋上防水工事は雨漏りで劣化した屋上を元の状態に戻すために行う工事、または、建物の維持管理に必要なものです。
そのため、修繕費の概念に当てはまるとされます。
さらに、割れたガラスの取り替えや修理、クロスの張り替え、冷暖房設備の部品修理なども修繕費として見なされます。
修繕費として見なされるためには、条件があります。
費用が20万円未満や取得価額が前回の決算時の10%以下などといった条件をどれか一つでも満たしていれば修繕費として見なされます。
判断に迷った際は条件を参考にすると良いでしょう。
□まとめ
今回は、修繕費か資本的支出かの判断ポイントについて解説しました。
条件に当てはまっているか否かで、修繕費か資本的支出かを判断されます。
また、計上の期間も異なるためしっかりと確認することが大切です。
ぜひ、この記事を参考に判断してみてはいかがでしょうか。
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