雨風や紫外線を直接受ける屋根は、長く家に住み続けているといつかは必ず張り替えが必要になります。
しかし、どの時期に張り替えるべきなのか分からない方もいらっしゃいますよね。
そこで今回は、目安とされる屋根の張り替え時期や、屋根のメンテナンスを行う際のポイントをご紹介します。

□いつ屋根の張り替えを行うべき？

屋根の張り替えの時期が来てもそのままにしておくと、家の寿命を縮めてしまいます。
ここでは、屋根を張り替える目安の時期と、張り替えるべき屋根の状態をご紹介します。

まず、一般的に言われている屋根の張り替え時期は、およそ20年から30年が経ってからです。
30年ほど月日が経つと、屋根の耐久性が低下し錆が発生します。

しかし、屋根材によっても張り替え時期は異なるため注意が必要です。
20年から30年と言われているのは、スレートやセメント瓦、モニエル瓦などの素材です。
その他に、粘土瓦は約60年から80年、トタンは10年から20年が張り替え時期だとされています。

大体の目安としては、20年から30年が好ましい屋根の張り替え時期ですが、屋根の状況によっては今すぐにでも張り替えが必要な場合があります。

例えば、屋根全体にひび割れや欠けが生じている場合です。
これらは、耐用年数が近づくにつれて起きやすい症状だと言われています。
屋根のひび割れは、欠片が落下してくる可能性があるため、早急に張り替えが必要です。

また、屋根に苔が繁殖している場合も、張り替えの時期です。
苔が発生しているのは、屋根の防水性が落ちていることを意味しています。
苔は屋根の強度を下げてしまう原因にもなるため、すぐに張り替えた方が良いでしょう。

□屋根のメンテナンスを行う際のポイントをご紹介！

屋根の耐久性を維持させるためには、日頃からメンテナンスを定期的に行うことが重要です。
続いては、屋根のメンテナンスを行う際に押さえておきたいポイントを紹介します。

1つ目は、プロの目で屋根の状態を確認してもらうことです。
たとえ、自分で屋根の状態を確認できたとしても、最終的に屋根の張り替えやその他の工事が必要であるかを判断するには、プロに見てもらうことが一番の方法です。

自分だけで判断してしまっては、工事するべき時期を見逃してしまい、家全体の劣化に繋がってしまうことが考えられます。
そのため、屋根のメンテナンスを行う際は、定期的にプロに点検してもらうようにしましょう。

2つ目は、外壁も同時にメンテナンスをすることです。
屋根と外壁を一度にメンテナンスをすることで、別々で行うよりもメンテナンスのために割く時間が少なくなります。
その分手間が省けるため、普段忙しい方は特に、同時に外壁のリフォームも行っておくことをおすすめします。

□まとめ

今回は、目安とされる屋根の張り替え時期や、屋根のメンテナンスを行う際のポイントをご紹介しました。
屋根の張り替え時期は、20年から30年が目安とされていますが、屋根材によって張り替え時期は異なります。
また、屋根の状態によってはすぐに張り替えが必要な場合があるので、注意しましょう。