「金属屋根にしたいけど、どの種類を選べば良いか分からない」
このような悩みをお持ちの方も少なくないでしょう。
金属屋根にはさまざまな種類があるため、どれか1つを選ぶのは難しいですよね。
そこで今回は、金属屋根の特徴と、たくさんある種類の中で特におすすめしたい3種類をご紹介します。

□金属屋根とは？

そもそも、金属屋根についてあまり知らないと言う方も中にはいらっしゃるのではないでしょうか。
そういった方のためにも、まずは金属屋根について解説します。

金属屋根とは、その名の通り加工された金属を屋根材に利用した屋根のことです。
少し前までは、金属屋根と言うと雨音がうるさい、夏や冬は過ごしにくい、見た目が良くないなどとしてあまり人気ではありませんでした。

しかし、最近では金属屋根に対する評価は大きく変わっています。
まず、金属屋根の価値が大きく高まってきた理由として、災害が背景にあります。

1つ目は、1923年に発生した関東大震災です。
当時、地震によって大きな火災が起こり、多くの家が火災による被害に遭う中、耐火性があり被害が少なかった金属屋根が注目を浴びました。

2つ目は、1995年の阪神淡路大震災です。
当時、多くの家が地震で倒壊しましたが、金属屋根の家は屋根材自体が軽量であるため、倒壊の被害はあまり大きくありませんでした。

このように、耐火性があり比較的軽量な金属屋根は、災害が発生しても災害による家の被害を防げるとして注目されるようになったのです。
自然災害が多い日本にとって、災害に強い金属屋根は需要が高く、今では多くの人が家に取り入れたい素材の一つとなっています。

□おすすめの金属屋根の種類をご紹介！

金属屋根には、たくさんの種類があります。
ここでは、数ある種類の中から3つのおすすめしたい種類をご紹介します。

1つ目は、ガルバリウム鋼板です。
ガルバリウム鋼板は、金属屋根の中で最もメジャーな屋根材だと言われています。
耐用年数はおよそ20年以上と、耐久性に優れているのが特徴です。
また、色やデザインが豊富なため自分好みのものを選びやすい上に、施工事例も多いため安心感が持てます。

2つ目は、ジンカリウム鋼板です。
耐久性とともに見た目のおしゃれさも求めるのであれば、ジンカリウム鋼板がおすすめです。

ジンカリウム鋼板には石粒がコーティングされており、30年から50年ほどの耐用年数があるとされています。
海が近い場所でも、塩害に強いため高い耐久性が発揮されます。

さらに、石粒が用いられているため金属独特の光沢感がなく、上品で深みのある印象を与えてくれます。

3つ目は、ステンレスです。
ステンレスは錆に強く、耐用年数は約50年と言う、耐食性と耐久性に優れた屋根材です。

そのため、他の屋根材よりもメンテナンスの手間はほとんどかかりません。
特にステンレスは大型の建物によく用いられるため、大型物件の屋根をリフォームしたい方にはおすすめの屋根材です。

□まとめ

今回は、金属屋根の特徴と、特におすすめしたい3種類の金属屋根をご紹介しました。
金属屋根は耐久性がとても優れているため、長く安心できるものをご希望の方にはぜひ取り入れていただきたい屋根材です。
今回紹介したおすすめしたい3種類を参考に、素敵な金属屋根を見つけてみてください。